2019.10.11
こんにちは!
やきとり宮川四ツ谷、店長の山崎です!!
今回は社員研修で日頃宮川で取り扱っている、農家さんを視察しに行きました!!
農家さんの思いや食材を作る大変さ、ストーリーを感じて頂ければ宮川での食事もより美味しく感じるかと思います。
伊丹空港から車を飛ばし2時間、、(山を二つほど超えた山奥です)
まずは和歌山県有田川町宮川にある『かんじゃ山椒園』さんを視察です!
宮川で定番の「赤山椒」の農家さんです!
あの香り高い山椒の裏側を聞いてきます!
住所が“宮川”というのがご縁を感じます!!
まずすごく景色が綺麗!!!
国選定重要文化的景観にも選ばれた景色です。
こんな美しいところで赤山椒は育ってます。
早速かんじゃ山椒園へ!
年季が入ってます、味が出てますね~
余談ですが山椒の知識から
まず山椒は様々な旬があるのをご存じですか?!
まず4月下旬頃からとれるのが“花山椒”
こちらは宮川でも毎年入荷させて頂いてます。
通常の山椒のような辛味はなく、グレープフルーツのような華やかは香り
京都の料亭などで扱っている高級食材です!
ささみなどの焼鳥と食べると最高です。
こちらの花山椒は旬が一週間と短く毎年メニューには載せていません。
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次に一番有名な6月上旬頃からとれる“青実山椒”
こちらは生のまま食べたり、乾燥させて粉末にしているものなどスーパーや鰻屋さんで見かけますよね?
一番辛味が強烈で、まさに山椒!!といった味わいです。
そして10月上旬にとれるのが“赤山椒”
こちらは6月に実がなった山椒を10月まで収穫せずに完熟させます
するとこんな感じで真っ赤にきれいに染まります
皆さんがよく召し上がっている青山椒よりも香りが華やかで、辛味もエグくありません
こちらも2週間と収穫時期が短いプレミアムな山椒なんです!!
(そんな山椒が宮川では通年使い放題☺)
では早速赤山椒を拝見させて頂きました!
その前に山椒ソーダなるものを頂きました
美味しい!!!
宮川でもサワーなどでお出しできそうです!
綺麗に真っ赤に染まっていました
また山椒は熱に弱く、機械で粉末にすると香りが飛んでしまいます
スーパーに売っているものはほとんどが機械で挽いてます。
かんじゃ山椒園様では熱を加えないように丁寧に石臼で挽いてるとのこと
めちゃくちゃ重いです、、笑
丁寧に挽いてるからこそのあの香りなんですね
日本中JAさんを通さずに粉末まで仕上げている山椒園さんはめったにありません
こういったこだわりをお客様にも是非知って頂きたいです!!!
ちなみに山椒500gの粉末を取るのに、どのくらいの山椒の実を収穫するかご存じですか?
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正解は2kです!!!!!(驚)
2kのの山椒の実を収穫して枝をきれいに取り除いて、乾燥させて臼で挽くと1/4の量になってしまうんだとか!!
こういった苦労も知って頂きたい!!!
という事で、大変勉強になった視察でした。
最後はかんじゃ山椒園の永岡様と記念撮影