こんにちは!やきとり宮川豊洲店です。
本日はさえずりと麦焼酎・中々のペアリング紹介です。
一羽の鶏からわずかしかとれない貴重な部位ですので、全ての焼き鳥屋さんで扱っているわけではない「通」な部位さえずり。
別名でメニューに書いてあることもありますので、知らないうちに食べていた!という方もいるかもしれません。
食感は歯ごたえがあり、他の部位でいえばナンコツに似た食感です。
味はクセが無く淡白でさっぱりしているので、コリコリした食感を目一杯楽しみたいなら塩で、濃厚に楽しみたいならタレがおすすめです。
そんなさえずりと合わせて飲んでいただきたいのが黒木本店が作る「中々」。
手造りで丁寧に造りだす「麹」と、妥協しない水造りで伝統を守り抜く「かめ仕込み」、昔ながらの蒸留法を忠実に再現した「木桶蒸留」独自の酵母、とこだわりいっぱいの麦焼酎とさえずりの相性は抜群!
さて、ここで豆知識💡
<さえずりってどこの部位?>
鶏の首皮の内側にあり、食道部分となります。
食道と気管がぴったりとくっついていて、気管と食道を合わせて提供しているところもあることから、気管(気道)部位と表現する場合もあります。
鶏肉の首は約15㎝ほどの長さですが、短く切り揃えて串うちしたり、串に巻き付けられるよう長めに切り分けることもあります。
せせり部分と並行して付いている細長い部位で焼き鳥にするとコリコリとした食感が特徴です。
さえずりにはその周りを取り囲むようにすき間なく脂肪分が付いています。脂肪をどの程度取り除き、どの程度残しておくかによって味わいに違いが出てきます。
飲食店の手腕や裁量によって店ごとの特色が出てくる部位と言えるのではないでしょうか。
<さえずりのうんちく>
さえずりは漢字だと「囀り(さえずり)」と書きます。
さえずりと聞くと、鳥のキレイな鳴き声を想像するのではないでしょうか。
鳥の「囀り(さえずり)」とは、繁殖の季節に出す声でオスの鳥が自分の縄張りを示すための長い、複雑な鳴き声のことを言います。
気管が空気の通り道ということで、
声が出てくる部位→さえずりが出てくる部位→さえずり
と呼ばれるようになりました。
他にも諸説あるようですが、この説が有力と言われています。
「のどぶえ」「喉笛」と呼ばれることもあります。
続いては、麦焼酎「中々」をご紹介いたします。
<中々って?>
●黒木本店の麦焼酎
麦焼酎「中々」は黒木本店を代表する焼酎の一つ。
ローストされたような香ばしい麦の香りが広がる逸品です。飲み口は柔らかく飲みやすい、なのにその深みは「一級品」と言われるほど。コクのある味わいは辛すぎず、甘すぎず、絶妙のバランスを保っています。
お湯割りでは、甘みに深みが生まれ、コクがあり、香ばしさとの相性がより良くなります。後口もスッキリとしており、麦の上品な余韻も堪能できます。軽いというよりはしっかりとした骨格があり、柔軟に広がる味わいです。
淡白でコリコリとした食感の「さえずり」を楽しみながら、「中々」の味の深みと麦焼酎特有の香りを堪能してみてはいかがでしょうか?
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